小手術イメージ

鼓膜チューブ留置術

滲出性中耳炎や繰り返す急性中耳炎に対して行います。
鼓膜に麻酔を行い鼓膜の一部を切開しチューブを留置します。
チューブは留置すべきかどうかは外来で相談して決めさせて頂きます。
局所麻酔で可能な手術ですが、安静を保てない方、特にお子様は全身麻酔で行うことが多いです。その際には入院施設がある病院へ紹介させて頂きます。

鼓膜穿孔閉鎖術(リティンパ®

鼓膜に穴が開いている状態(鼓膜穿孔)は難聴の原因になります。
鼓膜穿孔を閉じることで、難聴が改善する可能性があります。
鼓膜を閉鎖する治療法の1つとして「鼓膜穿孔閉鎖術」があります。
当院ではbFGF(繊維芽細胞増殖因子)製剤(リティンパ®)を用いた「鼓膜穿孔閉鎖術」を行っています。
「鼓膜穿孔閉鎖術」は治療法の1つであり、その他に鼓膜形成術や鼓室形成術といった方法があります。
受診して頂き、患者様と「鼓膜穿孔閉鎖術」が適切な選択であるか十分に相談させて頂き、治療法方針を決めていきます。鼓膜形成術や鼓室形成術の方が望ましいと判断した場合には大学病院などにご紹介させて頂きます。

方法

下図のように行います。

鼓膜穿孔閉鎖術
ノーベルファーマ株式会社ホームページより

注意事項

  • 1ヶ月は強く鼻をかんだり、新幹線や飛行機の乗ることは避けることが望ましいです。
  • この方法は4回まで行う事ができます。
  • 血漿分画製剤(生理的組織接着剤)を用います。